◎シングルマザーが貧困に陥る理由○

大好きな人と結婚に至ったものの、価値観や性格の違い、相手の浮気や暴力、借金などのやむを得ない事情や状況により、離婚してしまいシングルマザーになった人もいるでしょう。
それまで、夫の収入があることで苦労のない生活をしてきた人でも、自分一人の稼ぎで子供たちを養わなければならなくなります。
自分が家族のために「働く」ということが必須条件となることによって様々な弊害が訪れてくるのです。
シングルマザーとして生きることは「貧困」との戦いでもあります。
原因として考えられる事柄はいくつかありますので紹介していきましょう。

経済的に夫を頼っていた

シングルマザーが貧困に陥る理由の最たるものは、経済的に夫を頼っていたのが原因として上げられます。
結婚当初はまさか離婚をするとは考えず幸せの絶頂の中にあり、一生添い遂げると決めて専業主婦となり、子を産み育てます。
しかし、ある日突然離婚をすれば、いきなり路頭に迷うことになります。
結婚から離婚までの期間にもよりますが、もしもお仕事に就いていたならばその間に身についていたかもしれないビジネススキルやマナーが無く、過去にお仕事の経験や資格の取得などが無い場合は厳しいものがあります。
それらのスキルを必要としないお仕事となると低賃金、長時間の単純労働しか道は無く、そのようなお仕事に就いてもこの先のスキルアップやキャリアアップを望むこともできません。
結婚後も継続して務めていたならば年々僅かでも上昇していた給与も、ブランクが空いてからの再就職となれば、大多数のケースでは最低賃金クラスにリセットされた状態からスタートします。
日本国内では新卒一括採用を重視する傾向がまだまだ強く、そのレールを外れると後戻りするのは厳しい道となります。
シングルマザーは昨今偏見や差別が解消されつつあるとは言えまだまだ世間の風当たりは強く、面接を受ける際も必ず子育てや離婚理由などを尋ねられる辛い瞬間があります。
子供の送り迎えや風邪などの疾病があった場合には仕事を休む可能性があったり、離婚理由がドメスティックバイオレンスにあるならば、元夫が現れてトラブルになるなどを懸念し、雇用するのがリスクだと判断されると「今後のご活躍をお祈り申し上げます」という言葉と共に落とされてしまいます。
このようなシングルマザーを取り巻く問題は注目されており、国としても支援をする制度の法制化が検討されて入るものの、いつ法案が提出され可決するかも不透明な状態で現行の状況がしばらく続きそうです。

子供が多いと一人では支えきれない

女性が、シングルマザーになる理由は様々ありますが、そのうちの1つはやはり自分自身のわがままを通してしまう店です。
結婚して時間が経過をすると今までのように相手に対して遠慮することがなくなってくるでしょう。
これにより、相手と衝突して結果的に離婚をすることになります。
実は、シングルマザーになると貧困に乗りやすい傾向があるわけです。
なぜ貧困になるかと言えば、子供が多い可能性が高いからです。
これは人によっても異なりますが、全く子供がいなければ負担はない可能性が高くなります。
ですが、2人以上子供が居る場合にはなかなか収入源がない場合が考えられますので、その分全て自分で過ごなければならないことを考えれば貧困になりうる可能性は高いと言えるわけです。

特に、子供が小さいうちには面倒を見なければならないためなかなか負担が小さくなる事はないでしょう。
このような理由から、シングルマザーはなかなか思ったようにお金を貯めることができません。
ここからわかることは、結局自分自身の自我が強すぎると結果的に身を滅ぼすことになる点です。
それでも、うまく立ち回る人もいますが全てを相手のせいにすることで結果的に何も反省しないような人は同じことを繰り返すことになるわけです。
再婚しても再び離婚する人が多いのは、結局貧困の問題や相手の問題よりも自分自身の問題が多いと考えられます。

もし、そのような人がこれから恋愛をしたいと考えるならば、自分自身を改めてあまり自己中心的な考え方は避ける必要があります。

そもそも、恋愛をしたり結婚をするときに相手が悪いと考えるのは実は自分自身の問題であることに気がつく必要があるでしょう。
自分自身としては、相手に対して何かを求めていきますが相手も自分に対して何かを求めていきます。
この時、自分自身の子供が相手に伝わってしまえば、相手もわがままになってしまう可能性も否定できません。
そうすると、お互いわがままになり言いたい放題になることが考えられます。

家事との両立で資格を取る時間がない

ほとんどのシングルマザーの場合、すべての家事を自分一人でこなしていかなければなりません。
恐らく一日の仕事を終えて家に帰ってから、もしくは仕事の休みの日などに全ての家事を行なうことになることでしょう。
仮に夫がいれば、ゴミ出しやお風呂掃除、また皿洗いなど、幾つかの分野の家事を手伝ってくれることがあるものです。
しかし、夫がいないシングルマザーの場合は、子供たちの面倒を見ながら家事も自分で行なう必要があり、そのためには当然かなりの時間がかかることになります。

そのため、今の収入を増やすために何かの資格を取りたいと思っても、なかなか家事との両立が上手くできないシングルマザーが多いというのが現状となっています。
それらシングルマザーの多くは、常に時間に追われているような生活を送る結果になってしまい、結局貧困を引き起こしてしまうというわけです。
実際、何かの資格を取りたいと思うなら、かなりの時間を資格取得の勉強にあてなければなりませんよね。
ところが、シングルマザーの場合、そうするのが大変難しい状況に置かれていると言えるのです。

中には、家事との両立で資格を取る時間を見い出せないということが原因となって貧困に陥るシングルマザーもいれば、既に陥っている貧困状態から抜け出すために何らかの資格を取りたいと思ってもやはり家事との両立で時間が取れず、結果としていつまでたってもその貧困状態から抜け出せないでいるシングルマザーもいると言われています。
いずれにしても、家事との両立で資格を取る時間がない多くのシングルマザーがおり、そのために残念ながら貧困を経験しているというわけです。

それなら、いっそのこと実家に頼って実際的な助けを得ることにより貧困状態に陥らないようにすればよいのではないか、と考える人がいるかもしれません。
実際のところ、どうなのでしょうか。

事情を抱えている分、実家に頼れない

シングルマザーになった場合、実家に頼ればいいのでは?と考える人が多いかもしれませんが、そう簡単にはいかない事情もあります。
例えば子供がまだ小さい場合、乳幼児だと夜泣きなどの心配もありますし、やんちゃ盛りの子供だと走り回ったり大きな声で騒いだりするのが日常です。
そんな子供たちを連れて高齢の両親が静かに暮らしている家に戻れるでしょうか。
静かだった日常が騒がしいものに変わってしまったら、どんなにかわいい孫でもたまになら我慢できても毎日一緒に過ごすとなると、ストレスが溜まってしまいます。
そのうちにイライラが募って文句を言ったり、ギスギスとした関係になってしまうか、かわいい娘と孫のためにと我慢を重ねて体調を崩してしまうかもしれません。
両親の気持ちや立場を思えばこそ、簡単に実家に頼るという選択ができないシングルマザーは沢山います。
また、実家が世間体を気にするような家だと頼ることができない場合もあります。
特に地方の場合多いのが、出戻りだと近所の噂になって恥ずかしい、どんな事情でシングルマザーになったのか詮索される、親戚から白い目で見られる等、守ってくれるはずの実家から戻ってくるな、と釘をさされてしまうケースも少なくありません。
戻るのが無理なら、金銭面での援助をお願いしたいところですが、よほど裕福で蓄えのある家だったり、まだ両親が若く現役でバリバリ働いているという場合を除くと、高齢でつつましく年金暮らしをしているというケースがほとんどです。
娘と孫のために金銭的援助をしてやりたいと思っていても、自分たちの暮らしがままならないとなると、助けたくてもできない、娘もそういった事情が分かっている場合は頼れないというのが現実です。
このようにさまざまな事情を抱えたシングルマザーは実家に頼ることができず、どうにか貧困を避けるために仕事をいくつも掛け持ちして働くというケースが多いのです。

過労から病気になり、働けなくなった

シングルマザーが貧困に陥る一つの理由として「過労から病気になり働けなくなる」という事実があります。
シングルマザーは文字通り、家事や育児、仕事と多くのことを自分一人でこなしていかなければなりません。
可愛い子供のために自分が離婚したことで「苦労をこれ以上かけたくはない」と思い頑張っている女性が多くいます。
もちろん、周りに支えてくれる家族や友人がいる人は頼ることができるので精神的にも肉体的にも負担は軽くなるかもしれませんが、そういう状況下にない人もたくさんいるでしょう。
疲れていても休むことができないので、無理を重ねて日々の生活を送っていくうちに免疫力も下がってしまい大きな病気になってしまう可能性も高くなります。
人によってはある日突然、倒れてしまうこともあるでしょう。
そういった事態にならないために必要なことは、できるだけ休養をとるということです。
例えば、家事に関しては子供と分担で行ったり、スーパーの総菜、コンビニエンスストアの弁当や宅配サービスなどを利用して「手抜き」をすることも大切です。
また、掃除に関しては「お掃除ロボット」などを利用してみるのもよいでしょう。
毎日行わずに、多少の汚れや散らかしは気にしないのも一つの手です。
洗濯も、乾燥までまとめて行える洗濯機もあるので多少の費用は掛かっても利用することで「時短」となります。
親や友人などにも離婚した恥ずかしさや罪の意識から遠ざけることをせずに、積極的に交流を図って助けてもらってできるだけ自分の負担をできるだけ少なくすることも必要です。
子供のために一生懸命になることは良いことではありますが、そればかりに気をとられて無理を重ねると最悪の事態を引き起こしてしまいます。
常に「子供を幸せにする」ことを念頭に置いて、そのために大切なことは母親である自分自身が健康であることだということを忘れないようにしましょう。

子供の急病に寛容な会社が少なく働きにくい

シングルマザーは子供の急病にすぐ対応する必要があり、勤務先における自分の仕事を途中で抜ける場面がよくあります。
しかし、会社の仕事は勤務時間を全て働くことが基本だから、子供の急病が理由であろうとも評価を下げられてしまうのです。
勤務シフトによるパートや派遣ではその傾向が顕著で、早めに申告していた休日ではないタイミングで何度も休んでいると契約の打ち切りなどの深刻な事態になる可能性があります。

子供の急病に寛容な会社は少なく、シングルマザーの貧困に拍車をかけています。
比較的働きやすい職場は、子供を育てた経験がある主婦が集まっているスーパーなどの小売店や短時間の勤務ができる飲食店です。
幼い子供がいるだけで採用を控える会社も多いのが現状で、求人に応募した時には少なくとも子供を安定して預けられる状態であるのかをチェックされます。
子供のためにしっかり働きたいのに採用されにくいのは大きなハンディですが、仕事をする動機として信用できることから評価してくれる会社もあるので根気強く探しましょう。

子供が急病ですぐに対応しなければいけないケースは、成長と共に減っていきます。
したがって、幼児がいる段階でいきなり長期的に働ける正社員を目指すのではなく、子供の成長に合わせて計画的にキャリアアップを目指すのも1つの考え方です。
家事と子供の世話をしながら働くのは大変ではあるものの、焦らずに自分ができる範囲で積み上げていくことが貧困から脱却するためのポイントになります。

頑張っているシングルマザーの貧困は、子供の急病を理解してくれる会社が少ないことも大きく関係しています。
けれども、シングルマザーへ理解を示している会社もあり、その場合は提携している託児所などに優先的に入ることが可能です。
貧困の解決にはシングルマザーが働く必要があるので、託児所完備の求人を探す等の活路を見出しましょう。
求人選びでは、突発的に休みやすい職場であるのかをよく調べるのがコツです。

保育園などの託児所が少なく働くに働けない

幼い子供は、資格と経験を持っている保育士に面倒を見てもらう必要があります。
シングルマザーが貧困に陥る理由としては、保育園などの託児所が少ないことも大きな要因です。
短時間ですぐに授乳が必要な赤ん坊のうちはもちろんのこと、立って歩き回る段階になると目を離している間にどういう行動をするのか分かりません。
しかし、現在では安心して預けられる託児所が少ないので、働きたくても物理的に働けないケースが多いです。

自治体が独自に託児所の数を増やしているものの、せっかく入れても年齢制限でまた別の保育園を探すという事例がよくあります。
日本の育児は母親がつきっきりで面倒を見ることを前提としているため、周囲に助けを求めにくいことで貧困に結びつきやすいのが現状です。
児童福祉として制度や補助金を用意している自治体もあるので、1人で抱え込まずに行政の窓口に相談しましょう。
どれだけ便利な制度や補助金が用意されていても、自分で申し込まなければ対象になりません。

自分自身で働けない期間ができると、その間の生活費をどうやって支払っていくのかが切実な問題です。
託児所が少なくて働けない状態を放置していると母子ともに追い込まれてしまうので、早めに信頼できる人物や専門家の力を借りましょう。
シングルマザーが子供の面倒を見るしかない状況を打開できれば、働いて生活費を稼ぐことが可能になります。

発想を変えて在宅勤務が可能な仕事を探すことでも、託児所が少ないことでの待機によるデメリットをある程度は緩和できます。
クラウドソーシングによる仕事の受注ならば、自宅のパソコンで自由に働けるので便利です。
ただし、長時間の子供の世話をしながらでは限界があるので、一時的に児童福祉施設に預けることも視野に入れながら余裕があるうちに判断することが大切です。
託児所に預けていないから求人で採用されにくい悪循環を断ち切るには、とにかく預ける先を見つけるか、それとも公的な児童福祉のサービスを受けることが現実的な解決策となります。

シングルマザーが貧困に陥る原因は、「女性が働きやすい環境」が今の日本には足りないことによるものが大きいことがわかりました。
子供を育てて一人前にするということは想像以上に大変なことです。
自分だけが生活するのなら何とかなりそうなことも、子供がいることで弊害になってしまうこともあるでしょう。
シングルマザーの場合には、たとえ、やりがいのある仕事についても継続するためには周りの人々の協力も必要となります。
今後は、貧困に陥るシングルマザーが増えていかないように、社会の構造自体も見直される必要があるでしょう。

◎シングルマザーが貧困に陥る理由○
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